【容姿】
・身長163cm
・髪の色：赤紫色
・瞳の色：金色
十代なかばの少年に見える。

【経歴】
　異界から投影された神。
　地球界でもその存在を知られた大神であったが、今回、アトラタン大陸に投影されてきた時は、正気をうしない荒ぶる混沌災害として顕現した。
　暴風雨を駆り、稲妻をふるって荒れ狂った彼は、若き日のハウル、のちの聖印教会の長とその仲間に破れ、浄化された。
　だが、強大な存在として投影されてきた彼を完全に浄化しきることはできず、その残滓はその得物であった槍に封印された。

　しかし再生の神でもある彼は、封じられたままその神格を再構成、矮小な規模ながら、あらためて神格として封印の中で再誕する。
　力と神性、記憶のほとんど ―― かつての名さえも ―― を失いながらも、正気を取り戻し意識をもった彼は、ふたたびこの大陸へと解き放たれる日を待っていた。
　一方、彼を封印した槍はいつしか封印場所から流出し、各地を流れたあげく、ネルシースに姿を現した。
　そうして彼は、封印を解いた相手 ―― カール・ハプストリアと出会うことになる。
「メルクリウス」という名を提案された時には、満面の笑み（）で槍を振り上げたが、「きゃつらの神の名を騙ってやるもまた一興か」と思い直し、その名を受け入れてカールと行動を共にすることになる。
　ただ、さすがにそのままを名乗り続けるのは業腹なので、縮まった"メルク"という呼称で生活している。

　大神にふさわしく多様な顔をもつ神格だが、このキャラクターとして残存・顕現しているのは、もとの神格のなかでも、どちらかというと暗く怖ろしい面が中心となっている。
　人間を護り導く神というよりは、誘惑しもて遊び、その心の闇を解き放つことに愉しみをおぼえる魔神として活動する局面が見られる。秩序と正義を標榜する聖印教会のロードに破れ封じられたことが、この神格に影響しているのかもしれない。
　しかしながら、その奥底にあるものは、世界をゆり動かして、荒ぶる動乱のあとに恵みと変革とをもたらす、破壊と再生の神である。


『道路の叛逆記』キャンペーン中止にともない、裏設定をアップロードしました。
http://www.hymne-doll.com/uplists/download/93/

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
【リビルド変更点】《祝福されし結界》1Lvを取り消し、《裁きの天変》に1Lv追加。


【HP】：基本値+《崇められしもの》[15]+先端医療技術1Lv[5]
【MP】：基本値(+《神性：英雄》[2])+《神性：豊穣》[3]+《崇められしもの》[15]

攻撃：《裁きの天変》：〈意志〉目標値12/対決、対象範囲1、射程5sq、コスト9。ダメージ〈炎熱〉[4]D+[8]+[混Lv × 2]。
　　　　　　　　　　　　使用時に天運1消費で「対象：十字（選択）」としても使用可能。
　　　《裁きの雷霆》：〈意志〉-2、射程2～6sq、。ダメージ〈炎熱〉[9]。
　　　　　　　　　　　　マイナーアクションで【MP】4点消費することで、対象を二体に変更。

強化：《手ずからの神撃》：攻撃の命中判定達成値に+[2]、ダメージ+[8]、コスト5。

回復：《神殿／宗教施設》：【HP】【MP】を[9]点+[15]点回復（マイナーアクション）。1シナリオにつき[2]回。

偉業：《偉大なりし加護》：自動成功、単体、4sq、天運1、1ラウンド[1]回使用可。
　　　　　　　　　　　　　ラウンド中、対象が行う判定のダイスを+1個、ダメージロールを+[[1]+2]Dする。

神性：《神性：天候》：国資源「森林」+[1]。同じ国のキャラの〈感性〉判定+[1]。
　　　《神性：豊穣》：国資源「食糧」+[1]。同じ国のキャラの【MP】最大値+[3]。
　　　《神性：英雄》：【能力基本値】ひとつ+[3]。同じ国のキャラの〈意志〉判定+[3]。


信仰者：3600人 / 3(CL)×4(国Lv)×3(崇められしもの)×100