グランクレストTRPGオンライン | 基本設定

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レギュレーション グランクレストTRPGオンライン

  • 1.プレイヤーキャラクターの所持数制限はありません。
  • 2. プレイヤーキャラクターの経験値制限、及び、レベルアップ制限、レベルダウン制限はありません。
  • 3. 国家の所持数制限はありません。
  • 4. 国家の獲得カウントの制限はありません。
  • 5. 上記、各号について、自己の責任においてデータを改変出来るものとします。ただし、改変されたキャラクターのセッション参加について、当該のゲームマスターはキャラクターの参加を拒否出来ます。

プレイヤーキャラクターの所属と傾向

当サイトに登録された無所属のプレイヤーキャラクターは、ヴァルナシェーシャ連邦に所属することとなります。
しかし、ロードの中で国家を作成したキャラクターは、自身の国家が、大工房同盟(ファクトリー・アライアンス)、及び、幻想詩連合(ファンタジスタ・ユニオン)、そして、ヴァルナシェーシャ連邦(ユナイテッド・ヴァルナシェーシャ)、あるいは孤立という形での立場を選択出来ます。

各参加GMは、大工房同盟側、幻想詩連合側、あるいは、ヴァルナシェーシャ連邦側を舞台としてシナリオを構築することが出来ます。
極度の混沌に対向するために、各同盟・連合が否応なく力を合わせなければならないシナリオもあるかもしれません。

ヴァルナシェーシャ連邦

ヴァルナシェーシャ連邦の位置(TRPG)  ランフォード西部方面に位置する少国家群が集まって形成しており、大工房同盟、及び、幻想詩連合のどちらにも所属しない連盟政府です。

 ヴァルナシェーシャ連邦には、付近に活発化している魔境“グランドフォール”が存在し、戦争どころではないのが実情です。
元々、周辺諸国が力を合わせなければ、この巨大魔境に飲み込まれてしまうほどの危機的状況に陥ったため、連盟が組まれる形となりました。
その起こりは古く、大工房同盟以前から存在しています。
にも関わらず、現在の紛争地域に比較的近く、経済的にも兵站的にも、そして、拠点的にも重要な地域であるため、否応なく同盟と連合の戦争に巻き込まれる形となりました。

 地理的な理由で政治的には幻想詩連合寄りの動きとなっていますが、
問題となっている巨大魔境からの被害を避けるため、大工房同盟、及び、幻想詩連合から一種の腫れ物扱いをされています。

 ヴァルナシェーシャ連邦の政府形態は、連邦(ユナイテッド)であり、対外的にはヴァルナシェーシャ連邦で一国の存在を保ちながらも、内部的には連合(ユニオン)に近い形の構成です。
盟主であるヴァルナ伯爵を筆頭にしていますが、連邦規定に定めたこと以外の事項には干渉せず、原則的には所属国の主権を尊重しています。

ヴァルナシェーシャ連邦の歴史と魔境

 ヴァルナシェーシャ連邦は、魔境“グランドフォール”から最も近いヴァルナ伯爵領とシェーシャ子爵領からなる同盟で始まりました。
現在のグランドフォールの中心部がある場所には、1つの国家が存在していたとされます。
ロード(君主)の崩壊が先だったのか、混沌核の発生が先だったのか、正確な記録は既に失われています。
急激に膨張した魔境は、周辺の環境を飲み込んで、黒く巨大な奈落と化していったとされています。
その深淵の到来によってなすすべもなく多くの人命が失われ、混乱が訪れました。 魔境として収束した後もカオスフレアと呼ばれる現象により、周辺に大小の幾多の被害を及ぼしていきます。
これらの現象に、最早一国では対処出来ないと考えた当時のシェーシャ子爵は、ヴァルナ伯爵と同盟を結び、カオスフレアに対向する組織を作りあげようとしました。

 魔法師協会の支援もあり、カオスフレアが起こることは防ぐことは出来ないまでも、対応力を得て早期収束の成果を上げていきました。
ヴァルナ伯爵領とシェーシャ子爵領側の魔境拡大を食い止める動きと技術は、周辺諸国に認知され、魔境“グランドフォール”に悩まされていた当時の周辺諸国(多くは当時の独立した小さな村々でした)が賛同、助力、あるいは庇護を求めて同盟への参加が続き、肥大化に伴い密接な連携を必要とした連邦の形へと変えていきました。

 現在は、カオスフレアで発生した魔境に挑む専門の連邦部隊も作られ、グランドフォール周辺に形成されたまだら状態の魔境の駆逐に全力を注いでいます。

ヴァルナシェーシャ連邦の紋章

ヴァルナシェーシャ連邦の紋章(TRPG)  ヴァルナシェーシャ連邦の紋章は、剣に巻き付いた大蛇となっています。
元となっているのは、ヴァルナ伯爵の紋章とシェーシャ子爵の紋章です。 ヴァルナ伯の紋章が「翼を象った剣」であり、シェーシャ子爵の紋章が「蛇行する蛇神」を象ったものとなっています。
 シェーシャ子爵の紋章の蛇は、この地域に蛇行して流れるセーサ河を意味しており、またそこに住むとされる蛇神をモチーフとしています。

ヴァルナシェーシャ連邦の周辺地形

セーサ河

 魔境“グランドフォール”から流れ出てくる大河です。
“グランドフォール”が発生する前から存在していましたが、魔境がセーサ河の上流に発生し、飲み込まれたために、まるでグランドフォールからいづる河川のようになっています。

 そのためセーサ河上流には、混沌の現象が幾度も現れる危険地帯となっています。
この河には名も無き蛇神が棲まうとされ、本来は魔境から流れ出る毒素を含むセーサ河を人が利用出来るように浄化しているとされます。
近隣には、この蛇神を祀った土着宗教が根付いています。

英雄丘陵(ヒロイックヒルズ)

 かつて、グランドフォールの拡大を食い止めるために、大規模な戦闘が起こった丘陵です。
なだらかな起伏や小山が続く場所で、広大な範囲に渡ります。
広範囲性と視界の悪さから、ヴァルナシェーシャ連邦の連携が困難であり、多くの犠牲を出した歴史を持ちます。
それらの犠牲を讃えて、いつしか英雄丘陵と呼ばれるようになりました。
この丘陵は比較的グランドフォールの近くに存在していますが、幾つもの起伏がカオスフレアを阻むことともなり、生命を賭した英雄たちが、未だに人々の守り神となっているのだと噂されます。

ヴァルナシェーシャ連邦(主要所属国)

ヴァルナ伯爵領

シェーシャ子爵領

ヴァルナシェーシャ連邦(主要都市)

ヴァルナ伯爵領 首都ルネス

詳細はこちら

ヴァルナシェーシャ連邦の組織

ヴァルナシェーシャ連邦あれこれ

ヴァルナ伯爵(ディラン・S・ヴァルナ)

「アライアンスか、ユニオンか、だと? 混沌を目の前にして争いなど馬鹿げている。」
「我々が敢えて問おう。浄化か、混沌か。『Show the Flag』と。──貴殿らこそどちらに属しているのだ。」

 現在のヴァルナシェーシャ連邦の盟主で、ロマンスグレーの頭髪、整えた髭を持つ男です。
ロード(ルーラー)であり、齢は40歳を超えていますが、まだまだ現役です。
戦場に率先して出ていくようなことはありませんが、後方で指揮する大将としてそれなりの実績を積んでいます。
物事を慎重に運び過ぎるきらいがあり、ともすれば臆病とも見受けられるかもしれません。
 大工房同盟と幻想詩連合のどちらにも与することなく、中立の立場を表明していますが、貿易の関係から幻想詩連合と深い関わりを持っています。
 代替わりしたシェーシャ子爵の傍若無人な振る舞いが頭痛の種となっています。

シェーシャ子爵(シェスナ・シェーシャ)

「一人の女に一国を滅ぼす力などあるものですか。傾国の女と揶揄する前にお前たちの成すことをなさい。」
「仕立て屋を呼びなさい。宝石を散りばめた新しいドレスが欲しいの。──来週の舞踏会までに間に合わせなさい。」

先代のシェーシャ子爵が高齢のため、近年になってロード位を継承したばかりの現在のシェーシャ子爵です。
緋色の瞳を持ち、黒く長い髪を結わえて、豪華な衣服、高価な綺羅で身を着飾り、幾分か過ぎる浪費をしています。
多くの学問を収めてはいますが、大事に育てられてきたためか知見が狭く知識を活かす経験がありません。また、わがままな性格も相俟って、求心力はお世辞にもあるとはいえず、部下の不満は日に日に溜まっているようです。
幼少の頃より多くの人間と接してきたためか、会話の中で他者の本質を見抜く目は持っており、核心をついた見方に優れています。ですが、人心掌握に役立てることは考えず、もっぱら自分を上位に見せることに頭を働かせます。

混沌の焔(カオスフレア)

混沌の焔(カオスフレア)

 魔境“グランドフォール”から、年周期で吹き出す炎のように混沌が湧き出ることがあります。
近隣の人々は、これをカオスフレア(混沌の焔)を呼んで恐れています。
最初に湧き出た混沌にさらされた人々は、その多くが死に絶えます。
ほとんどの場合は、一過性のもので、時間とともに混沌は消えていきますが、これらのフレアには時として混沌核が混ざっていることがあります。
混沌核が混ざっているカオスフレアは、最初の異変が収まると混沌核を中心として小さな魔境を作り始めます。

 これが、魔境グランドフォールが拡大してきた原因であり、このフレア核による魔境の拡大を防ぐことが、ヴァルナシェーシャ連邦の使命ともいえます。

 噴出されたカオスフレアによって、残された混沌核は、時としてグランドフォールからかなり離れた場所まで及びます。
混沌核を消せずに魔境となってしまった地域は、グランドフォール周辺にまだらのように魔境を形勢していきます。

 このため、グランドフォール周辺は虫食いのような小さな魔境がちらほらと見受けられます。

魔境グランドフォールあれこれ