顔に白粉をぬりたくり、鼻を真っ赤に染め、星印の隈取を付けてだぶだぶのズボンとシャツを着て、鶏冠帽子を被った男。
つまりはピエロ。

霊感の才能ゆえに故郷の農村より見いだされ、故郷の為にと魔術師の栄達を求めたが、故郷が混沌災害にて壊滅。
失意の内に酒と遊びに溺れ、旅芸人の一座のサーカスに入り浸る内に一座のクラウンと意気投合し、魔術師を止め旅芸人となる事すら覚悟する。
しかし、一座すらも混沌災害にて壊滅。

二度目の挫折の中、センブロス翁の慰めもあり、親友のクラウンの鶏冠帽子を被り、道化魔術師として混沌と戦う事を決意する。

そんな彼は、現在では酒瓶片手に飲んだくれては道化の口調で煙に巻く立派な不良魔術師である。