容姿
黒髪のストレートヘアをオールバックにした髪型、緑色の瞳の持ち主。普段の服装は黒の背広とスラックスを基調とするシックな装いだが、遠出の時はカウボーイハットや革ジャン、ブーツなどのカウボーイ風の服装に変わる。

経歴
　料理人の父親と教会の管理人である母親との間に生まれた。ある時協会の名門ホームズ一門に魔法師の素養を見出されてエーラムの魔法学校に通うが、そこでアウベスト・メレテスと同期になる。当初は人見知りなアウベストに突っかかることも多かったが、その一方で彼の魔法師として抜群の才能を認めていて、やがて友人になった。それからはアウベストと共に魔法大学の全科目を履修して、虹の魔法師（フルカラーメイジ）となって卒業する。その後はクライシェ家と契約したアウベストと別れ、魔法大学に残って研究員をしていたが、それと同時に世界各地を巡りフィールドワークもしていた。そしてそれらの功績が認められ、若くして魔法大学の教授に登りつめた。今でも気が向けばフィールドワークや外国での講演を受けたりしている。後にエレナ・ホームズ（自PCの一人）の養父となって、彼女を魔法師としても人間としても育て上げた。しかし、アウベストが養女のシルーカを選別しようとしたことには強く反発した。
　普段は明朗かつ理知的な性格で、学校の生徒達にも慕われている。一方で学者としての好奇心や探求心も旺盛で異世界のものにも関心が強く、特に地球のミッ〇ーマ〇スが描かれた腕時計を愛好している。このように感性豊かな性格のため、対極的な性格のアウベストとは良き友人であったが、彼が人見知りを克服するために感情とは別に論理を指向するようになってからは、人間性に欠けると嫌悪するようになった。この理性より感性が強い傾向は、養女となったエレナにも受け継がれている。独身主義者で、過去に親密な関係を持った者はいたが、結ばれることはなかった。そのため魔法師としての養子を取ることにも消極的で、エレナが最初だった。
　幼少の頃、井戸の中に落ちて5時間も水の中で立ち泳ぎして救出された体験から、大人になってからも閉所恐怖症に悩まされ、大学では図書館の本棚の間などの狭い空間にいると気分が悪くなることがある。加えて落ちていた間、神に助けを祈り続けても無意味だったことから無神論者になったが、神や宗教を頭から否定せずに寛容な態度で接する。