<かんたん説明>
人心を惑わす傾国系救世主(メサイア)。
善人ではあるが、「救世」の手段は急進的。
"きょうだい"のために世界を変革しようと目論む。


<設定>
※他PCまたは味方NPCが兄弟・姉妹のロードであることを想定

ある国の王族の一人として生を受ける。
それは、彼女の運命が王位を巡る継承権争いから逃れられないことを意味していた。
さらに、何の運命の悪戯か、彼女は一つの不運と一つの異能を有していた。

不運とは、彼女は庶子であり、ほとんど政治的な後ろ盾を持たなかったこと。
異能とは、彼女が母譲りの美貌を持ち、さらにその美は人を惑わす"魔性"―聖印でも邪紋でさえない才能―を持っていたこと。

この二つの事実に危機感を感じた王は、継承権争いから不安要素を除くため、娘の命を守るため、アメリアに継承権を放棄させ聖印教会へと保護を依頼した。
それにより、王宮で確実に巻き起こったであろう波乱は不発に終わった。
これは、彼女が僅か12歳――まだ女性として蕾であったころに行われた話である。

また、ごく限られた者しか知らないが、彼女には兄弟姉妹のなかで一人だけ仲がいい きょうだい がいた。
その幸せな想い出は彼女にとって大事なものだが、それ以上に重要なことが一つある。
それは、きょうだい が現在望ましくない状況に置かれていることだ。
そのような現状は間違っている。だから、変えなければならない。そう、彼女は信じている。
きょうだい が王となり、それによって民たちは救われる。それが、彼女にとっての「救世」である。


<容姿>
長く艶のあるプラチナブロンドの髪に、透き通るアイスブルーの瞳。
一目見ただけで心溶かされる微笑みに、均整の取れた肢体。
その美を体現するような体を、清楚なドレスあるいは修道服に包んでいる。


<能力・戦闘>
自身の美貌を利用した《心奪う芸術》《抗いがたき言葉》により人に「お願い」を聞いてもらうことができる。
それを利用した情報収集も得意とする。

戦闘としては、メサイアらしく回復・補助を行う。
ただし、本人としては「癒し(回復技能)」にはそれほど拘りを持っていない。
なぜなら、彼女の信念は世界の「救世」であり、人々の「癒し」となることではないためである。

・回復
Mj 《救難の印》
In《治癒の印》
・防御
DR後《防壁の印》 5D6+7　(3回/ラウンド)　射程：4Sq　コスト：4
　＋《光膜の印》 十字範囲化　(1回/ラウンド)
・状態異常回復
効果《快癒の印》