グランクレストTRPGオンライン | 都市ルネス

ボードゲームオンライン

ヴァルナ伯爵領 都市ルネス

○概要と構造

グランクレスト 首都ルネス 概図 都市ルネスは、ヴァルナ伯爵領で最大の都市であり、交易陸路の要衝です。
街の外側に行くほど質素に見えますが、整然とした街並みを持つ都市です。

街の中央に城壁で囲まれた区画があり、その区画が周辺よりも高台となっています。
城壁の中は、ヴァルナ伯爵の居城と、貴族、裕福層の民家が存在しています。
ヴァルナ伯爵の居城は大きな館のようなものですが、便宜上、ヴァルナ城と呼んでいます。
城壁に隣接する形で軍管区が存在し、この付近最大の兵士たちの詰め所であり、軍隊の指揮所が置かれている場所です。

少し土地の低くなった城壁の外側には、民家が立ち並び、ヴァルナ城を中心に同心円上に街が広がっています。
また、街の中心から外側へと幾つかの大通りが外側へと伸びています。そして、同心円上に太い道が何本か敷かれており、中央の高台をぐるりと囲むような大小の環状路があります。
その環状路のうち、“宝環の道”と呼ばれる環状の大通りがあり、その環状路では商店が立ち並び、この付近最大の商業区となっています。
“宝環の道”にある店々では、様々な品物が売買されており、ぐるりと一周するだけでも観光としての価値を持っています。

街の外側には畑が広がっていて、この都市の人口を支えるだけの食料供給を賄っています。

ヴァルナ城が存在する高台にしか城壁を持たないこの都市ですが、この都市の周辺に衛星のように小規模な拠点(軍が“リグ”と呼ぶ小砦/物見櫓)を構築し、混沌や投影体などの早期発見に力を注ぎ、都市脅威への対処を行っています。

○歴史と変容

都市ルネスは元々は、ヴァルナ城(ヴァルナ伯爵の館)とその周辺に立ち並ぶ民家、そして城壁といった高台に存在するだけの街でしたが、連邦の実績が積み上がるにつれて、人々が安心して暮らせる都市であることが認識されて人口が増大し、城壁外周へと拡大し続けて今の形となりました。
過去には、ほとんどの市民は城壁内部に住んでいたのですが、街が拡大するに伴うその長い歴史の中で裕福層と貴族が城壁の外へと力のない市民を追い出し、城壁内部は貴族街へと姿を変えていきました。

○建築・施設概要

都市ルネスの重要建築物、重要区画は、ロマネスク建築様式が主流ですが、民家などはレンガ造りの簡素なもので、どことなく質素な街並みとなっています。

中央の城壁の南側に、魔術師協会の支部があります。
また、近年になって、街のはずれに聖印教会の小さな聖堂が建てられ、聖印教会の排除を求める魔術師教会との軋轢が生じています。
聖印教会が建てられた周辺には、この街でも特に貧しい人々が暮らしており、その苦しみから逃れたいと欲し、この街の聖印教会の主要な信者となっています。

ヴァルナ伯爵領 都市ルネス 主要設備

○軍管区 ヴァルナ軍直轄本部

○魔術師教会 ルネス支部

○聖印教会 “名も無き聖堂”

○商業区 “宝環の道”ティアラロード

○酒場 “窓辺の小鳥亭”

“宝環の道”に隣接する比較的大きな酒場です。
内装には気を使っていて高級感を感じさせる作りとなっていますが、下町の酒場です。
その感じから、一部の裕福層にも親しまれているようで、酒場特有の喧騒を保持しながらも場末の酒場と比べると店内の雰囲気は落ちついています。