【３行説明】
　ストレートロングの金色の髪。深い藍色の瞳。幼さの残る表情。小柄な身体。
　少女の格好をした男性で、自身が男性であることに抵抗を感じている。隠し子として生まれ、権力争いから遠ざけるために片田舎で少女として過ごす。
　世間知らずながら積極性はあるものの従順がち。受け継ぐはずのなかったクレストを継ぎ、困惑しながらも、父が守った民を守らねばと孤軍奮闘。

【外観】
　腰まで届くストレートロングの金色ロング。深い藍色の瞳。
　幼さの残る表情に、小柄な身体。
　レースでワンポイントをいれた簡素な衣服。

　一人称：私
　二人称：あなた

【性格】
　積極性はあるものの、従順になりがち。
　父の死を直接目撃しており、人の死に対して敏感、恐怖している。
　引っ張ってくれる力強い人が好き。
　趣味は刺繍とレース集め。
　人参料理が得意。
　クレストを継承した今、男性であることを隠そうとはしていないが、自身が男性であることに抵抗を覚えている。
　ヴァルナ伯爵には、権謀術数の窮地から救ってくれた恩義と尊敬を感じつつも、結局、重荷を背負わされた不安と疎外感を感じている。

【経歴】
　父が先代の領主。母は宮廷侍女。
　父は好色家で、正妻と妾の間に多くの兄弟を残した。
　そんな中、侍女との間に生まれた私は、とても世に出せる事実ではなかった。

　私が生まれた当時、既にクレストの継承を巡って、醜い争いが繰り広げられていたため、
　それに巻き込まれることを憂いた父が、生まれた当時から男の子であることを偽わるよう、見出した乳母を付けて育てさせた。

　父が保有する閑散とした別荘の侍女として育つことを余儀なくされた私だが、
　自分が男性であることを知らされたのは、クレストを継承した後である。
　というのも、男女という社会構成は知らされていたものの、まともな性教育、そして、
　同世代の男性とほとんど接する環境がなかったため、男女の特性そのものの知識を得る機会がなかったからだ。
　私は、ずっと自分が女の子だと思っていた。今でも、そう思う心のほうが強い。

　既に主要な息子に従属聖印を授け、後継を決めていた父は、私に対して何も期待してなかったはずだ。
　にも関わらず、ある日、別荘に立ち寄った父が暗殺の憂き目にあってしまう。
　その日は、ただ隣国との交渉に赴くため、近くに寄っただけだった。
　泊まることを知っているのは、父の身内しかいない中での、他殺である。

　父が誰に刺されたのか分からない。
　ただ、たまたま、息絶える直前の父に会ってしまった。
　運命のいたずらとしか言い様がない。
　ここまで放っておいた私に、何を思って父が聖印を譲ったのかも分からない。
　その時の父は、私が母に似ている、とだけしか、言い残さなかった。

　その後のことは大変だった。
　譲られたクレストを、隠し通すことが出来なかったからだ。

　兄達の権謀術数に飲み込まれそうになった私を助けてくれたのは、ヴァルナ伯爵だった。
　彼がどう話をつけたのか分からない。
　ただ、私は、自分が生まれ育った別荘と、それがある村を任された。
　今、小さな領地と村民が、私の肩に乗っかっている。

【初期割り振り】
　反射3　知力2　救難の印1　神力の印1　快癒の印1　賦活の印1　救世主の印／偉業　技能鍛錬：意思　精神修養
【成長割り振り】
2　反射1　精神1　共感1　救難の印2　神力の印2　タフネス
3　反射1　精神1　共感1　神力の印3　防壁の印1　礼儀作法
4　反射1　精神1　共感1　救難の印3　奮迅の印1　広き見聞